表題の件、よく見るような話かもしれないのですが、自分自身が快適に仕事をしながら、成長しながら周囲に好影響を与えるために必要なことではないかと考えたので書いてみます。
本記事は、自分の仕事上の成長を効率よくするために、自分自身の価値観と、得意不得意について一度考えてみる際の整理手順例です。
仕事を楽しいと感じることが出来ていない方、今はとにかく忙しく必死で考える暇が無い方にこそ、何かしらご参考になれば幸いです。
- 得意不得意を知るメリットについて
- 仕事の棚卸をしましょう(得意不得意一覧の作成)
- 成功経験と失敗経験を洗い出しましょう
- 失敗経験をどう乗り越えましたか
- 誰かにレビューしてもらいフィードバックを得ましょう
- まとめ
得意不得意を知るメリットについて
「そもそも得意不得意を認識しても、不得意なこともやらなきゃいけないことはあるでしょう!」という声が聞こえてきそうですが、
まずはメリットについて3点、簡単に書いてみます。
▼1点目
得意なことはスキルトランスファーしてWin-Winの関係を築くことができる(かもしれません)
→ 例えばExcelで考えた時に、VBAを利用すればより効率的なオペレーションができることを同僚に提案します。
その効果に対するお礼として、相手から別視点で仕事上の情報を集めるきっかけができるかもしれません。
▼2点目
不得意なことはチェックを通常より入念に行い品質担保の効果を得る
→ 私は見積書作成や経費精算申請などが苦手で、金額の入力ミスが時々あるのですが、
苦手だと認識しているものこそ入念にチェックをして、ミスを防ぐことに役立ちます。
▼3点目
不得意なことに時間をかけすぎず人の力を借りることができる
→ どれだけ頑張っても、不得意なことは限界があります。誰かに意見を聞いた方が早い場合が多いと思います。
不得意かつ人並みにできない仕事であれば、5分~10分などで見切りをつけて聞いてしまう、という方が効率的です。
大凡こんなところでしょうか。
それでは、次は得意不得意を整理していく手順となります。
仕事の棚卸をしましょう(得意不得意一覧の作成)
自分の得意不得意を認識するには、まずは自分の経験を振り返ることから始まります。
まだ仕事をしたことがない、という方もいらっしゃるかもしれませんが、学生生活の中でアルバイト、部活動やサークル活動などに参加されたことはあるかと思います。
そうした中で、どんな取組をしたかをとにかく細かく洗い出してみると良いと思います。
次に、洗い出した内容を分類します。以下の4つに分類してみると良いかと考えます。
(最初は感覚ベースでも良いと思いますが、何度もやるうちにそれなりに理由を加味して考えると気づきが深まります)
1.自信のあること
2.自信がないけどのばしていけそうなこと
3.自信の有無に関係なく伸ばしたいと思うこと
4.苦手意識があり、伸ばすことが難しいこと
この4つに分類した時に、自分が「次に伸ばしたい事」の優先度(※)を判断するための一覧できると思われます。
まずはこの手順で、”得意不得意一覧”を作成してみましょう。
※ ただし、現在の仕事の状況により、4.にあてはまる仕事についてなんとかしなくてはと思う場合もあるかもしれません。
その仕事が一番大切で、優先すべきなのであれば、もちろんそれを優先すべきだと思います。
この記事内で私が「価値観」と表現しているものは、「何を優先したいと思うのか」とイコールです。
「何を優先したいか」という軸を意識した上で、得意不得意を洗い出すと、
仕事の成長スピードを加速できるのでは?ということをお伝えしたいです。
成功経験と失敗経験を洗い出しましょう
自分の仕事を振り返り、得意不得意一覧ができたら、次に別視点から経験を振り返りましょう。
得意印象に残っているものだけで良いですので、成功した(最も誰かの役にたった、褒められた、小さなことでも良いです)経験を洗い出してみましょう。
さらに、失敗経験も同時に洗い出します。経験内容は大きいものでも小さなものでもかまいません。
次に、先に作成した”得意不得意一覧”と、成功経験・失敗経験を比較してみましょう。
失敗経験は、あなたの苦手なことのせいですか?実は、意外にも得意なことが影響していないですか?
得意だと思っていることで失敗経験があるのであれば、その失敗を乗り越えたからこそ得意になったのか、
それともまだまだ発展途上なのか、に気づくことができるのではと思います。
失敗経験をどう乗り越えましたか
失敗経験を深堀してみましょう。失敗した後に、何を考えて何を実践しましたか?
もし、失敗と認識した事象に対して深い洞察と対応が無ければ、現在のパフォーマンスを超える力を発揮するきっかけをつかむことは難しく、
キャリアプランを考える際、後輩や部下を育成をする際、または転職活動の時などに困ってしまうと思われます。
(転職活動や就職活動ではよく聞かれる質問でもあります)
もし、失敗経験に対して何か考えたことが無いのであれば、
この際に振り返って見てはいかがでしょうか。
つまり、失敗経験をどう乗り越えたか、と、失敗経験をどう乗り越えようと思っているのか、を考えて書き出します。
そうすると、三つ目の成果物、”失敗経験をどう乗り越えたか”(どう乗り越える予定か)が出来上がります。
誰かにレビューしてもらいフィードバックを得ましょう
1.”得意不得意一覧”、2.”成功経験、失敗経験一覧”、3.”失敗経験をどう乗り越えたか”(どう乗り越える予定か) という、
3つの成果物を信頼できる方にレビューしてもらい、フィードバックを得るようにしましょう。
単純に、自分自身でこれからもっとよい仕事をするために、仕事を楽しくするために考え続けることには限界があると思います。
より効率的に成長し、仕事を快適にしていくためには、身近な誰かに心を開いて意見を聞いてみることが大切です。
その際、フィードバックはポジティブで具体的なものをもらえると嬉しいので、レビュアーを選ぶことも大切になります。
レビューをもらう前に気づくことは少なからずあるとは思いますが、
自分の視点だけでは気づかない部分ももちろんあるかと思いますので、こちらはできればやってみるとより効果的です。
さらに可能であれば、レビューをしてもらう相手を選ぶ際、以下のポイントに気をつけることが大事かもしれません。
・ 具体的なアクションを提案してくれる人かどうか
・ 自分が尊敬できる人かどうか(厳しい言葉をもらっても自分が受け入れることができる相手かどうか)
まとめ
得意なことと苦手なことを認識して仕事をすると最初に記載した3点のメリットがあります。
それに乗じて、成長するスピードを速めることができるのではと考えております。
一度だまされたと思って、3つの成果物を作ってみてはいかがでしょうか。
最後に蛇足ですが、”レビューしてもらう人”を選ぶことは大切なのですが、
なかなか適した人が周囲にはいない、という方もいらっしゃるかもしれません。
個人的には、以下のtweetのように、誰しも家族として育てるような姿勢を持ちたいと考えておりますので、
どれだけ力になることができるかはわかりませんが、本記事のプロセスをやってレビューをお願いしてみたいという方はご連絡頂ければと思います。
指導者の役割が21世紀は変わる。
この変化の部分は感じるところがあります。
例えばsalesforse社は、ohanaという文化をもとに誰でも皆家族として育てるような教育の姿勢がある。
モチベーシ…https://t.co/lY9S71ob4z #NewsPicks— Kieth_sym_afrorian@育休復帰 (@afroriansym567) 2017年12月24日
以上。
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