こんにちは。ERPパッケージシステム導入コンサルタントのafroriansymです。
育児休業をおよそ2ヶ月取得し、復帰してから1ヶ月ほどになろうとしてます。数日前に、”育児休業給付金支給決定通知書”が届いたところでして、振り返りの意味もこめて書いて見ます。
育児休業を取得しようと検討している男性ビジネスパーソン(おそらくイクメン)へ向けて、こちらの記事は書いてみます。
ポイントは2点です。
「育児休業取得前に環境づくりをすること(社内外での下準備)」と、「具体的な取得期間の検討」です。
あ、給料に関することだけ先に書きますが、育児休業給付金は、雇用保険から支払われるお金のことです。なので自営業のパパには支払いありません。
尚、支給率は育児休業開始から180日目までが67%で、それ以降は50%となります。なので例えば月給が300,000円の場合に1ヶ月の育児休業を取得すれば、300,000×67%で、201,000円が支給金額となります。
支給金額などは伏せます(一部抜粋というやつです)が、以下のような形で育児休業給付金決定通知書に記載されます。
前置きが長くなりましたが、どうぞご覧ください。
育児休業を取得する前の環境づくり(社内外の下準備)
男性の育児休業って、そもそも取得することが難しいのでは、と感じるかと思います。しかし、そうでもないと感じます。一般社会の中で、スタートアップ系のIT企業や新しい企業では自然と事例が多いと感じます(インターネットの記事でよく目にします)し、私の直属の上長も取得経験者です。
とはいえ、まだまだ1つの会社内で男性が育児休業する割合というのは、平均で数パーセント代です。男性の場合、長期間の育児休業を取得することで出世への道が閉ざされるのでは、であるとか、減給などのリスクが無いか、など、一種のハラスメントを懸念する向きもあるかと思います。
ただし、長くても3ヵ月以内の育児休業なら、社内外での調整は難しくは無い、と考えるのですがいかがでしょうか。もっと言うと、1か月でも取得することに意味があるのではと思います。男性の場合、短期間であれば仕事自体に影響は少ないですし、少しでも家族を助けるための時間を作ることで気づきを得る機会が増えますし、何より奥様との関係は色々な視点で良くなると思います。私自身は2か月ほどの育児休業(有給休暇の消化を含む)を取得しました(うち3分の1は有給休暇取得で、3分の2が育児休業期間でした)。
それでは、育児休業を可能にするための環境づくりとして、何がポイントかというと、2点あります。
1.上長にOKをもらい、仕事のフォロー体制を構築する
2.できる限り多くの周囲の人を味方につける
これです。1.は当然行うプロセスなのですが、個人的に工夫したのは2.です。私は社内のダイバーシティ推進プロジェクトに参加していた都合上、男性でも育児休業取得できるんですよ!という社内啓蒙活動の一環としても意味がありました。この立場を利用して、人事部長と社長にはうまく休業したい家庭内事情もお伝えができました。
これにより、直属の上長も私が所属する事業部長も、社内外の調整を前向きに実施する必要が出るわけです。まあ、直属の上長が、男性の育児休業をとっていた経験者だったので、そもそも伝えるのもその後の流れもスムーズではあったので大きな意味はなかったのかもしれませんが。
外堀をきちんと埋めておく、という意味ではカチッと報告した上で手続きができて気持ちも不安なくすっきりした状態で休業~復帰に至る流れを過ごすことができました。
具体的な取得期間の検討
先ほど記載しましたが、私自身は2か月ほどの育児休業(有給休暇の消化を含む)を取得しました(うち3分の1は有給休暇取得で、3分の2が育児休業期間でした)。このように具体的に、育児休業したいとなったときに、どこからどこまでを有給休暇取得で、残りいつからいつまでを”育児休業”とするのか検討は必要です。
まあ、有給休暇のみでまかなえる期間であればそれはそれで良いのですが、有給休暇を取得する計画もある関係上、あんまりとるのももったいない気持ちもあるかと思います。数日レベルでも構わないので、育児休業取得するのも良いかもしれません。(社内の事例を作り、ダイバーシティへの取組の一部として展開可能ですので)
これは各家庭でのお財布事情とも相談する必要があります。仕事上での復帰タイミングを換算しておいて、だいたい何日分は有給休暇を利用しておき、何日目からは育児休業として取り扱う。 と決めておくと手続きもスムーズになるかと。
まとめ
仕事上、誰にも迷惑をかけないよう、できる限りの準備を計画をたてた上で行うことが大事です。育児休業を取得するためのハードルが高い企業でも、このポイントをおさえるための下準備さえできればかなりやりやすくなるのではないでしょうか。
1.「育児休業取得前に環境づくりをすること(社内外での下準備)」
2.「具体的な取得期間の検討」
自然と、さまざまな方とコミュニケーションを取ることが必要になります。自分1人だけで決めきれるものではありませんので、有識者や身近に育児休業を取得した人がいればぜひご相談してみることをお勧めします。
おまけ: マインドマップで私の育児休業取得前に検討した本記事の内容を記載してみた。
以上。
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