高血圧なビジネスパーソンはどう健康に配慮すべきか考えてみた(「薬に頼らず血圧を下げる方法」加藤雅俊 著)

こんにちは。人生100年時代わくわくプランニングコーチのアフロ(@afroriansym567)です。

 

4月で期が変わる企業様については、そろそろ健康診断の季節ですね。

 

私は35歳以上ですので、通常の健康診断でもバリウム使った胃検診が必須になっております。本記事は、30代~40代あたりの、健康診断で要再検査をとったことがある人、以前と比べて健康診断の結果が思わしくない兆候が見える方向けに書きます。

 

健康診断では個人的には、バリウムと採血はずっと慣れないんじゃないかというぐらい苦手です。それ以上に困るのが、血圧を測るときです。

 

私は遺伝的に高血圧です。中学生のころから、上が130~140が普通です。下は標準と言われる値ですが、ビジネスパーソンとなってからは上の値が140~150をデフォルトで叩きだす状況になりました。

 

特に残業時間をコンスタントに月30時間超えていた数年の間は、要再検査と言われ、必ず高血圧について指摘されていました。(160を下らぬ時もありました。。。)

 

でも最近は140を超えることは無いです。仕事の生産性を上げて生活習慣を改善することで高血圧も改善しました。

 

健康に配慮するためのゼロベース思考と、具体的な生活習慣改善アクションを紹介するためにまとめてみました。

 

考え方とアクションについて参考にした書籍はこちら。

「薬に頼らず血圧を下げる方法」加藤雅俊 著

 

薬に頼らず血圧を下げる方法

薬に頼らず血圧を下げる方法

 

 

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高血圧だとなにがダメなのか

私は、父親が自分と同じく高血圧なのですが、まったく大病をしたことがなく70を超えても元気でいます。そのため、高血圧という体の状態自体には何も問題がないのではないか、という仮説が頭の中にあります。

 

一般的には、心疾患や脳血管疾患に高血圧の関係性があると言われます。とはいえ最高血圧が140~150の父は全く病気をしたことがありません。なのでそもそも高血圧だと何が悪いのか、についてピンとこないというか、あまり受け入れがたいということが正直な気持ちです。

 

ただしデータは正直です。「薬に頼らず血圧を下げる方法」の中に記載されていますが、高血圧だと脳卒中発症率が高くなる。ということを示すと思われるデータ(疫学的調査結果)が複数あるのです。

 

というわけで、高血圧でも、脳血管や心臓に関する病気を発症する例やしない例もあります。しかしそこだけにこだわらず、自分自身の健康のために何をできるのかを考えることこそ本質的に大切なことだと思われます。

 

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そもそも高血圧の基準は誰がどう決めたのか

高血圧が他の病気と相関関係があるのかはひとまず認めます。(くりかえしになりますが、現状では私は反証できないので認めておいて生活習慣改善を継続しようという考えです。)

 

しかしながら、そもそも高血圧が上が140を超える場合だとかいう基準とは誰が決めたのでしょうか。大変興味深い事実があります。引用します。

 

かつては「年齢+90」、つまり50歳の場合、上140でなければ問題ないという時代がありました。2000年に日本高血圧学会によって改定された新たな高血圧治療ガイドラインでは、上140、下95以上を高血圧として投薬治療の目安としました。

 

その後、さらに基準値が引き下げられ、上130、下85未満となりました。

このように、ガイドラインが改定されるごとに基準値が下がってきた事実を皆さんにも知って頂きたいのです(54ページでもお話ししました)。

 

ー「薬に頼らず血圧を下げる方法」 p.89~90より引用

 

少しうがった見方になるのかもしれませんが、基準値が下がれば、高血圧として診断される人が増えますよね。

 

そうすると、高血圧で医者にかかる人が増えるのではないでしょうか。さらには、高血圧に関する薬の需要が増えるのではないでしょうか。

 

つまりは、製薬関連企業が儲けるための基準値改定といえなくも無いのではと感じるわけです。

 

なので、個人的には、高血圧を下げるために薬、降圧剤を利用する場合はよほどロジカルな理由が無い限り受け入れない(絶対にお医者さんからの診断をうのみにはしない)ほうがよいと考えています。

 

「薬に頼らず血圧を下げる方法」の著者である加藤雅俊さんは、ご自身が薬剤師でありながら、書籍内でこのように書いていらっしゃいます。

 

 血圧は体の自然な仕組みとして、年齢とともに徐々に上がってきます。じわじわと上がってきた血圧は、「急性」というよりも「慢性」のタイプといえるでしょう。特に、不摂生や運動不足によって血圧が上昇した場合は生活習慣病ですから、起因となっている生活を改善しないことには、根治は無理です。急性疾患は薬で治せますが、慢性疾患は薬では治りません。

 つまり、高血圧のような生活習慣病は薬では治らないのです。

 

ー「薬に頼らず血圧を下げる方法」p.91より引用

 

これって、ものすごいこと書いてるなと感じませんか?

 

薬の効果はともかく、製薬会社のビジネスモデルに対する挑戦と受け止められてもおかしくはありません。

 

それでも2017年2月の刊行から1年弱で18万部を超えるベストセラーとなっています。これはいったい何を意味するのでしょうか。大変興味深いです。

  

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血圧という切り口だけで健康を考えることがナンセンス

高血圧は確かに心疾患や脳血管疾患に影響はあるのでしょう。しかしやはり高血圧自体を異常なものとして、薬で解決しようとする視点には疑問を持つことは重要だと感じます。

 

血圧を”基準値”に保つために降圧剤を服用することの副作用もあると思われます。脳に血液をいきわたらせるためにも血圧を高くして血液を送り込んでいる状態だというならば、だんだんと頭に血がいかず、ぼーっとしたり、という状態が続いていくと何が起きるでしょうか。

 

そうした問題提起、考え方の視点を紹介くださっているため、本質的に健康となるためには、薬に頼ること以外の方法も含めて視野に入れることが大切だと感じます。医者を安易に信じるな、というわけではありませんが、高血圧などに限らず、自分なりに健康について情報収集した上で判断できるようにありたいと思います。

 

予防医学が未成熟なことを鑑みて、こうすれば健康寿命が延びる。安定して80歳以上でも仕事をし続けてパフォーマンスを上げ続ける生き方ができる。ということができる統計データが蓄積されていけば、現在の薬剤×対症療法ビジネスを凌駕した本当の健康に対する医療ビジネスが確立できるのではとも考えます。

 

誰かやりませんか(笑)

ケンカ売らないようにニッチにできれば儲かると思うんですけどね。

 

いや、すでに儲けている類の人はいるかもですね。代替医療や健康関連ビジネスに携わる人たちをそういうグループと認識してしまうのであれば。

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普段から生活習慣を良くし高血圧を自然に防ぐためのポイント

それではようやくですが、具体的な生活習慣を改めるための行動(特に高血圧を自然と防ぐためのポイント)について記載します。

 

  • カリウムを多く含む食物を食事に日常的に取り入れる(カリウムは血圧を上昇させるナトリウムを排泄する作用があるため)
  • 利尿作用をよくするようお茶やコーヒーを飲む
  • 塩はできる限り精製されていない海系の自然塩を使う(例:世界一ミネラルが多い塩「ぬちまーす」
  • 肉を食べて血管と筋肉を若くつくりかえる
  • 脳に働きかける降圧アロマで精神的な疲れをとる
  • 「座禅呼吸法」により精神を落ち着かせる
  • 男は叫び、女はしゃべる、これが降圧に効果がある
  • 朝晩2回、血圧を測り体のリズムを分析する(朝に高くても、夜に下がっていれば本来の体のリズムであると判断)

 

だいたい、高血圧を気にする人ならば、上記いずれかは、一度は目にすることですね。

 

ただ、意外と最後の、朝晩2回の血圧測定というのは、重要性がわかりませんでした。

 

しかし、今回の書籍からは、記録をつけて分析することで、「やっぱり飲んだ翌日は血圧下がらないんだな」とか、自分で記録してNGな行動を認識することができそうなので効果がありそうだと感じることができました。

 

それはそうと、ジョギングやスポーツ、ジムでの運動については本書は書いていなかったですね。それもまた意外。私の血圧が上が130台で安定するようになったのには、毎日ジョギングを少しでもやるようになってからのことでしたので。。。

 

そもそもそれって効果があったのか、というお話にもなるかもですが。。。

 

まとめ

高血圧で悩む方は、降圧剤を利用して血圧を下げる前に一歩立ち止まって考えた方が良いですよ!というお話でした。

何せ、慢性的な生活習慣病は、薬では治らない。対症療法ではなく生活習慣を変える、または新たなものを追加することで対応していくことが大切なのです。

 

健康寿命を長くして、死ぬまで現役で人生楽しみたいものです。 

 

 

以上。

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