某R大学の准教授にインタビューして気づいた、アウトプットを習慣づける仕組みのポイント

こんにちは。人生100年時代わくわくプランニングコーチのafroriansymです。

春といえば桜、春といえば新生活。入学や入社のシーズンです。

 

2018/04/01(日)に、近鉄電車に乗って京都へ向かいました。電車から外を見ていると、京田辺のあたりでスーツ姿の若い男性が、保護者の方と歩く姿が見られました。

 

「同志社大学の入学式やなあ」とすぐわかり、これは人が多そうだと感じましたが、京都駅に到着するとはたしてそのとおりでした。おそらくは同じように他の学校でも入学式だったのでしょう。

 

四月二日の月曜日になると、新入社員と思しき新しいスーツに身を包んだ姿をたくさんみかけるようになりました。

 

そんな中、大学で准教授をつとめる旧友から連絡があり、遊びにいってきました。

久々に話をするなかで、アウトプットを習慣づけるためのポイントを再認識したのでちょっとしたインタビュー記事として書きます。

 

 

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春は何かを見直すきっかけの季節

春といえば桜。春といえば新生活。また同じこと書いてますが、寒かった季節から急に暖かくなって気分も変わるタイミングですね。

 

何か前向きに初めてみることもやりやすいのではと思います。

 

そういえば、東京大学の中原淳先生も、立教大学へ異動されました。

 

www.nakahara-lab.net

 

まさに新生活のスタートです。

立教大学 経営学部 教授 という肩書になられました。

ただし、研究内容は変わりません。企業・組織における人材開発・組織開発という専門領域は基本的には変わらないです。 

 

とはいえ環境が変わるわけですから、気持ちはある程度は変わるでしょうし、何かアウトプットの時間をよりとっていかねば、なんて気負うような気持ちもあるのではと想像します。

 

中原先生ご自身が、良質なアウトプットするためにも、十分なインプットと適度なスループットの時間を取りたい、と、ブログにも書いてらっしゃいましたしね。

↓↓↓

www.nakahara-lab.net

 

そんな感じで、”大学教授の異動”ってどんなこと考えるのか、一般企業の社員が転職する気分とは何が違うのだろうか。という点に興味を持っていました。

 

そんな時に、たまたま某R大学の准教授先生から連絡をうけました。喜んで飲みにいってきた次第です。

 

旧友の誘いにのって話し込む

准教授先生は、高校~大学時代を共にしました。特に大学時代はバンドを私と一緒に組んでいたので当時を懐かしむ話も出るだろうと楽しみにしていました。

 

しかし、中原先生の異動というニュースを見ていたため、ただの昔話ではなく、旧友である准教授先生からは「大学生活」「准教授の仕事」について思うところを聞いてみたいという想いを持って会うことができました。

 

直接会うのは数年ぶりだったのからもあるのでしょうか、夢中でまじめに話し込んでしまいました。

 

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大学生活について

どんなまじめな話をしたかなのですが、まずは准教授先生の大学生活について聞いてみました。

 

ちょうどこの時期は、新学期が始まる前準備に追われているということです。研究室内の役割分担などの様々な事務作業に追われる時間が多いというお話でした。

 

本来、自分がやるべき研究って、満足にできないらしいです。

 

それは、彼の研究領域の問題もあるのかも知れないのですが、やはり関係者が多いことが原因ではないかと思われました。

 

民間の一般企業、行政関係のお仕事、研究室の修士へ向けたフォロー、そして自分自身の研究、論文執筆、大学での講義、授業。

 

まさにマルチタスクの嵐の中にいるわけですね。 

 

しかしながらなかなかエンジンがかからず、多くの時間がYoutubeやFacebookを見て無為に過ぎていくこともあるのだとか。

 

各方面から、優秀(らしい)という噂を聞くのですが、誰でもそういう時があるんでしょうね。

 

そうならないように、集中力を養うために何か気をつけていることは無いのか?と聞くと、「無い」という男前な答えが返ってきて笑わざるを得ませんでした。

 

大学での仕事のやりがい

集中力コントロールはあまり意識していないとはいえ、仕事は大変なことはうかがい知れたので、何が最もやりがいがあるのか聞いてみました。

 

皆さんは「大学教授の仕事のやりがい」って何だろうか、想像つきますでしょうか。

 

民間企業の仕事だと、お金という物差しや、目の前のお客様からのフィードバックがすぐに帰ってくるのでモチベーションが刺激されるタイミングが多々ありますよね。

 

ただし大学教授の仕事って、なかなか頻繁にモチベーションを刺激されることはありません。

 

自分が研究して発表した結果が、世の中の何かを動かすようになる、というケースはあったとしてもそれなりに時間がかかります。

 

それでも、確かなことは、「自分自身が仮説と検証をたてて膨大な時間や労力をかけて裏付けをとり発表したことが、行政や企業を通じて社会に実現すること、それによって生活が豊かになること、社会に好影響が出ることを見る」時に最もうれしく思う。

 

そんなことを話してくれました。

 

やはり、規模の違いはあれど、「他者貢献」がポイントなんだなあと。

(お金は某国立大学で准教授やっていた時より稼いでいるらしい)

 

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アウトプット習慣づけの工夫

モチベーションを鼓舞することが難しいけれども、最終的には大きな他者貢献を実現するためにも、仮説をたてる楽しみは大きいということです。

 

そんな他者貢献を実現するためにも、アウトプットを習慣化するためにどんな工夫をしているか。話をする中で3点気づきました。

 

  1. 仮説検証作業をできる限り細部まで検討する
  2. 毎日少しでも手を動かす
  3. リフレッシュする時間を作る

 

雑務に追われる時期もあるので、自分自身の研究内容を、研究室のメンバーに、調査依頼する場合などもあるようです。 ただし、思ったように進捗しない場合も多いので、研究の肝となる部分は自分自身である程度は調査やり切ってしまう。

 

やりきることができない部分を細かく分けてタスク化して他人に依頼する。そうするとたとえ他人に依頼できない場合でも、仮説検証のための作業をここまではやろう!ここまでは今週、明日、今日にでもできる、と見えてくると思われます。

 

そして自然と、毎日でも手を動かす、ということにつながるのだと。

 

最後に、少し意外だったのは、疲れを翌日に持ち越さないことを心掛けてリラックスタイムを充実させている。ということでした。週の真ん中1日は必ず休んでいるのだとか。

 

某国立大学に在籍していた時は、研究室に9:00に出ていなければ、”会社の上司”ならぬ”教授”の目が気になって仕方がない環境だったのだそう。それは研究室から帰宅するときも同じ。

 

なんだか一般企業で、周りの人が残業してるから帰りづらい、という話と似ている(笑)

 

アウトプットの工夫というよりは、価値観に合った働き方でストレスを無くし平常心でいる。というものに近いかもしれません。

 

 

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まとめ(蛇足)

すぐにでも手をつけることができるように、やりたいことを達成するためにはよく細分化しておくことがポイント というお話でした。

  

後から振り返って面白いなと感じたのは、学生時代はアホなことしか話していませんでしたが(バンドというリラックス空間を作り上げていたからかもしれません)、お互いに仕事や家族の話を共有したり、情報交換をまじめにするようになったことです。

 

ちなみに友と楽しんだ場所はこちら。

 

一軒目: ビアホイ@梅田

bia-hoi-umeda.owst.jp

 

飲み物は、ネップモイ(もち米からできたベトナム焼酎)のジャスミンティー割りで楽しみました。

食事は、茹で豚コブクロのマムトム臭いつけだれで、珍味を堪能。バインクン(蒸し春巻き)も安定の美味しさでした。

 

二軒目: 徳田酒店@ルクア

www.lucua.jp

 

秋田の日本酒で舌鼓。

 

まあ、二軒目ではアホなことしか話してなかった気がするが、楽しめてうれしかった。

 

最後に、旧友から個人的に興味深い情報を得たので記録がてら共有です。

 

コーチングやワークショップのファシリテートに興味がある方は、以下の記事も面白いかもしれません。

 

medium.com

 

ご興味を持たれた方はお声がけください。

私も実践したく、アウトプットの場づくりをやってみましょう!

 

 

大人としても、学びのOSをアップデートし続けて、ソフトも洗練させていくべしなのです。それには人と話して刺激を受けることの重要性を感じたのでした。 

 

中原淳先生の大人のOSインストール本です。

働く大人のための「学び」の教科書

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以上。

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