誰かの記憶に残るだけでなく行動させるポイントとは(書評:アイデアのちから)

こんにちは。人生100年時代”わくわく”ライフプランニングコーチのafroriansymです。毎日、多くのクライアントの方とお話しします。

 

本業のERPパッケージシステム導入支援のお仕事では、人事部や情報システム部門の方々とお話しすることが多いです。それ以外にも、学生の方から経営者の方まで、本当に様々な人とお話しします。

 

多くの人と毎日接してお話ししていると、なかなか話の内容を覚えていることが難しいです。聞いた内容だけでなく、見たものを覚えていることも難しい。試しに、1週間前にあなたが何をしていたか、誰とどんな話をしていたか、一瞬で思い出すことができるかにチャレンジしてみるとわかりやすいのではないでしょうか。

 

いきなり、「覚えること、思い出すことの難しさ」から始めたのには理由があります。

 

仕事柄、こちらがお伝えすることを、どうすれば相手に印象に残るのか、相手に動いてもらえるようにはどうすればよいのか、という悩みを解決するにはどうしたらいいかという問題意識をもっているからです。

 

その悩み解決のためのヒントが書いている書籍をご紹介します。

「アイデアのちから」 チップ・ハース + ダン・ハース(著) です。

アイデアのちから

アイデアのちから

 

この書評、記憶に残るには導入部分の具体性とストーリー性が弱いな。。。
ともかくどうぞご覧ください。

 

 

本書を読むきっかけ

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とある起業家育成オンラインサロンで紹介されていたことがきっかけです。起業をする場合、副業や複業をする場合に必要なノウハウを知るための良書だという具合で紹介されていました。

 

なので、実をいうと、冒頭に書いたような理由で本書を手に取ったわけではありません。

 

ただ、事業を始めて誰かに商品やサービスを買ってもらうには、どんなことに注目することが必要か、というポイントは、色々なことに応用が効くのではないかと思います。

 

  •  恋愛や人間関係では、好きな相手にいかに記憶してもらうか
  •  子どもたちに興味を持たせる話をするには
  •  後輩の興味を引き行動させるにはどのような話をすれば良いのか
  •  とにかく印象を残すような話をするにはどうすれば良いのか

 

などなど、色々な場面で利用できるのではと思います。

 

 

アイデアのちからの概要

アイデアのちからを利用して、相手の記憶に残るようにする。刺さるメッセージを表現する。さらには、行動させる。そのためにはどのような観点を持ってメッセージを作れば良いのかが書いています。

 

ポイントは”SUCCESs”(成功)です。

「単純明快で、意外性があり、具体的で、信頼性があって、感情に訴える物語(Simple Unepedted Concrete Credentialed Emotional Story)」

この6つの要素を、如何に凝縮して盛り込むかで、相手に刺さる深さが変わってくるのだというお話でした。

 

どの要素に対する例示も興味深いです。さらに6つの要素のうちの細かいポイントを記載している部分もあります。”知の呪縛”などシンプルだけど気を引く表現があり、それぞれ大きなヒントを得ることができます。

 

それら6つの中で最も、意外に感じたけれどもなるほど!と思ったのは、「Story(物語性)」です。

 

少し考えてみて頂きたいです。

 

あなたが学校や会社で、プレゼンテーションをします。同じく同僚や先輩もプレゼンテーションをします。その時に、今でも覚えているようなプレゼンテーションはどのようなものだったでしょうか。

 

プレゼンテーション資料、パワーポイントのスライドが洗練されていて、グラフなど統計データ的な根拠も十分に備えているもの。そこに加えてアニメーションも時折交えてユーモアもある。

 

もしくは、スライド自体に工夫はそれほどではなくとも、発表者自身の体験からくるエピソードが秀逸である。聞いている側の心に訴えかけてくる内容をおさえたもの。

 

それとも、資料も無く寸劇パフォーマンスを重視したもの。色々なケースがあると思います。

 

1つの答えを示す部分があります。本書の”終章”からの引用を見てみましょう。

 

学生は、一分間スピーチの中で統計を平均2.5個使用するが、物語を語るのは10人に1人。これがスピーチの統計だ。ところが、「記憶」の統計はそのほぼ正反対だ。発表内容を思い出すように言うと、学生の63%が物語を思い出し、統計を思い出した学生は5%にすぎなかった。

 

記憶に残るには、というポイントにおいては、如何に資料に数値や説得力を持たせるための統計データを持たせたとしても、「物語」には勝つことが難しいと言えます。

 

実は、私自身も、会社のリーダー研修で、経営層向けのプレゼンを実施した際に、こちらを思い知りました。プレゼンの順位付けをされたのですが、3位以内の受賞者のプレゼンには、シンプルかつ感情に訴えるストーリーがありました。

 

つまり、SUCCESsのうちのSとEとSが入っていたのです。私のプレゼンにはStoryは無く、恥ずかしながら他の残り5つの要素はどれも弱かったと記憶しています。

 

本書を読んで実践すること

サラリーマン 男 男性 会社員 スーツ 部下 ネクタイ 背広 営業 営業マン 社会人 ビジネスマン ビジネス 人物 新入社員 仕事 就職活動 紙 メモ 手帳 ノート 悩む 書類 英語 メモ帳 面接 面談 新人 手元 書く 情報 調べる 教育 勉強 学習 相談 会話 コミュニケーション 観察 監視 チェック 授業 塾 発表 連絡 スケジュール 確認 記録 管理 悩み 会社 打ち合わせ フレッシュマン フレッシャーズ 就活 オフィス オフィスワーク 事務 上司 指導 ミーティング 会議 プレゼン プレゼンテーション 報告 考える 人 ビジネスイメージ セミナー 思考 ペン ボールペン 作業 聴く 伝える 交渉 検査 調査 点検 監督 インターン カウンセリング 聞く アイデア 先生 新卒 教師 講義 講師 閃き ひらめき 話 企業 会議室 記入 思いつく 閃く 提案 改善 セールスマン 業務 ビジネスパーソン 対話 覚える 解説 レポート 分析 理解 打合せ 受験 記す 就職 アイディア マネージャー 思いつき 報告書 ヒラメキ 受験生 議事録 取材 研修 就活生 アドバイザー カウンセラー リスニング 評価 マネジメント 税理士 英会話 情報収集 書記 ビジネスマナー コンサルタント コンサルティング メモする プランナー 塾講師 審査 解析 レクチャー 自己啓発 記者 新人研修 広報 協議 コンサル 傾聴 インターンシップ モニタリング 就活セミナー

世の中に表現されている広告や書籍、プレゼンやセミナー内容などを見た時に、SUCCESsの要素に当てはまるかを分析します。

 

ある程度分析したものを蓄積して、自分がブログなどで発信する際に、同じようにSUCCESsに沿った表現ができているかをチェックします。

 

まず、SUCCESsのに当てはまるかどうかを分析するための具体的な訓練方法を定義します。

 

  1. 素材を選ぶ
    (電車のつり広告、テレビ番組の名前、書籍のタイトル、商品・サービス名のいずれか)
  2. SUCCESsの要素の質をチェック(◎、○、△、×のいずれか)
    ・単純明快か(Simple)
    ・意外性があるか(Unexpected)
    ・具体的か(Concrete)
    ・信頼性があるか(Credible)
    ・感情に訴えるか(Emotional)
    ・物語性(Story)
  3. 分析した採点チェックを蓄積する(Google Keepにメモする)
  4. PC上でスプレッドシートにしてタイプ分類する(現状は以下を想定)
    ・Simpleさを追求したもの(キャッチ―なタイトルなど短文の事例)
    ・Storyを追求したもの(ブログの導入や書籍の中身など長文の事例)
    ・それ以外にタイプ分類があれば考慮する

 

こうしたメモを蓄積することで、自分自身が何かをアウトプットする際の目印に活用できることを期待します。

  

効果が期待できると感じたこと

意図的に、相手の心に残すためのテクニックを身に着けることが可能だと感じました。

そのために、半年程度、”実践すること”で記載した内容を継続して、変わったポイントを振り返りたいと思いました。

 

本当に、効果がでているのか。ウォッチするべしです。

 

とはいえ、半年はちょっと長いので、3ヵ月後ぐらいに最初に見直してみようかと。ブログをしばらく書くので、ブログで見直しはしやすいなと考えています。

 

あとは、プレゼンかな。相手の印象に残すだけではなく、自発的な行動をできるようなレベルへ最終的には進みたいですね。それこそキャリアアップのために強力な技術の1つになるはずです。

  

まとめ

誰かの記憶に焼き付くためのポイント”SUCCESs”を身に着けたい。

そして、6ヶ月後、1年後には、肩書に応じた実績を積み上げたい。

 

ということでした。

 

そのための手段がうまくいったら、詳細は別途ブログでレポートします。

 

 

マーケティングの視点で、次に読みたい書籍はこちら。

(”アイデアのちから”の巻末解説が、勝間和代さんだったのですが、氏おススメの書籍でもあります。)

 

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ティッピング・ポイント―いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか

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意中の誰かに刺さるための戦略を煮詰めていきます! 

 

 

以上。

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