こんにちは。ERPパッケージシステム導入コンサルタントのafroriansymです。ロジカルに見えて内面は感情直情タイプだったりします。
統計学です。経済学部出身ですので、大学時代は身近なところにあったはずなのですが、まったくといっていいほど学んだ覚えがありません。本棚に教科書は置いてありましたが、確か単位は落としたはずです。
そんな人でも大丈夫、統計学を学びたいけどハードルが高そう。ちょっと興味があるぐらいなんだけど読んで本当にわかるのかな、といった方向けに、おすすめの書籍を紹介します。
統計学を学びなおしたいと思った理由
パラダイス経済学部に在籍したため、統計学などと縁なく社会人になってしまいました。特に統計学を知らなくても困りはしないのですが、人並みに意識高くなってきたことで、2つのポイントを気にするようになりました。
1つ目は、”ビッグデータ分析”です。大量のデータを分析して、そのデータが何に活用できるかを考えること。AIによるビッグデータ分析などとともに、より効率的なシステム構築に携わりたいという欲求がベースにあります。この大量のデータ分析&活用については、統計学の考え方を知っていることが役に立つと思われるからです。
私の本業関係でよく目にする、「HRtech」の事例でも、データ分析&活用をコンセプトにしたシステムがたくさん出てきていることを感じていました。
2つ目は、自分なりの仮説検証に利用できるツールを新たに仕入れたいという欲求です。より効率的に、より深い洞察を得るにはどんなフレームワークを実践するのが良いのだろうと考えていました。
そこで、どうせなら統計学、学んでやろう。多少のうんちくを語ることができるようになりたい。という感じで勉強始めました。
最初に選んだ書籍
統計学を学びたいと思った理由と同じ格好で、流行りに乗っかりました。とりあえずは書店に足を運び、統計学に関する書籍を探しました。
そこでまず目に入ってきたのがこれ。力強いですね。学問として統計学は最強なのですよと。

- 作者: 西内啓
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/01/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 11人 クリック: 209回
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なるほど。格闘技界でいう空手最強説だとかそんな程度のものだろう。範馬勇次郎ほど圧倒的ではなかろう。そんな感じで少し上から目線で見たのですが、概念的な部分は大変面白く感じました。
特に、アンケートを集めた結果からどんな仮説が立てることができるのか。であるとか、アンケート結果を他のデータ指標と関連付けた時に、どのような結果を仮定できるのか。そんな仮説思考がはかどるんではないか。ということを感じて早速手に取り読みました。
西内さんの本を半分ぐらいまで読んでますが、因果関係を明確にできる力を持つが、統計とる切り口が不足しているとなんの意味もない、ではどうすべきか、が私の中でまだもやっとしている。統計学をもっと学ぶべし。
統計学が最強の学問である https://t.co/uEUqfezkPh
— Kieth_sym_afrorian@育休復帰 (@afroriansym567) 2018年2月20日
途中までは楽しく読んでいました。しかしこれが、カイ二乗分布が出てきたあたりから、頭に入りづらくなってきたのです。うーん、モデルがわからなくなると、途端に読む意欲を失ってきました。
友人から推薦されて読んでみた書籍
先に書いたtweetに対して友人が書籍を紹介してくれました。
これがもう大変わかりやすくて感謝にたえません。
「完全独習 統計学入門」 小島寛之 著 です。

- 作者: 小島寛之
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2006/09/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 215人 クリック: 3,105回
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いったいこの書籍の何がわかりやすいのか。それは、極力数式などを省いて、概念としてわかりやすいように著者が心をかけていることです。
例えば、「予言的中区間」という著者オリジナルの表現で、正規分布、分散と標準偏差の基礎が自然と理解できるようになります。具体的な意味合いは、ぜひ読んでみて頂きたいです。
また、統計学を学んで利用するための入り口が明確なこともわかりやすいポイントです。本書を手に取る人は、「ものごとの一部から全体を推定するための考え方と基礎的な手順」を学ぶことができます。
これで、カイ二乗分布も、t分布もわかって使うことができるようになりそうです。
もう一度、西内啓さんの書籍に戻ります。
まとめ
人は生きる中で、どれだけ仮説と検証を繰り返し実践をしたか。その実践の中で何に気づくことができたのか。この質と量が、人生を豊かにするのではないかと考えます。
統計学が、仮説と検証の角度に色を付けて、新たな気づきをえることができればと思います。さあ、まだまだ知らないことがあるので楽しみたいものであります。
次は、こちらの書籍に進む予定。
西内啓さんの書籍を深く理解して実践できるように。
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統計学が最強の学問である[実践編]――データ分析のための思想と方法
- 作者: 西内啓
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2014/10/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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同じく西内啓さんの書籍で”数学”チャレンジ。
![統計学が最強の学問である[数学編]――データ分析と機械学習のための新しい教科書 統計学が最強の学問である[数学編]――データ分析と機械学習のための新しい教科書](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51EEFf-cgwL._SL160_.jpg)
統計学が最強の学問である[数学編]――データ分析と機械学習のための新しい教科書
- 作者: 西内啓
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2017/12/21
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あと、まだまだ表面的な部分しかわからないので。漫画とかも含めて基礎固めに読んでおこうかと。
なんやかんや、いっぱいあります。
以上。
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