こんにちは。人生100年時代”わくわく”プランニングコーチのアフロ(@afroriansym567)です。
突然ですが、皆さんがお仕事をする際のモチベーションって何でしょうか?
私は、現在は家族のために稼ぐ、という理由が大きいです。新卒で就職したての時は、自分の成長と多くの人に貢献していくためのスキルをつけること、がモチベーションでした。
仕事をする中で、仕事の楽しみを見つけて、誰かに貢献して成果を出すことに意味を見出していくことでモチベーションは変化するものだと思います。
個人的には、あまり収入それ自体や、収入をもとに何かを購入したり、いい食事をしたりといった物的欲望は小さかったです。現在もそれは変わっていません。
ところで、「最近の若者は、、、」というと変な話ですが、2018年時点でおおよそ30歳未満の年代に対しては、何をモチベーションにして仕事をしているのか、バブル世代やバブル崩壊後の就職氷河期を経験された世代にはピンとこないのではないかと思います。
そんな問題意識から、誰でも可能性を持った潜在能力を最大限に発揮して、チームとして成果をだすための理解の書籍をご紹介します。
尾原和啓さんの、「モチベーション革命」です。
モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 (NewsPicks Book)
- 作者: 尾原和啓
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2017/09/27
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (2件) を見る
世代間のモチベーションの違いを理解する
本書を手に取ったのは、相手をより深く理解して、モチベーションを引き出すヒントを得たいと考えたためです。
もちろん、自分自身のモチベーションを引き出すためにどんな考え方や方法があるのかを調査したいという考えもありました。
しかし、いずれにしても、まず前提として認識しておくべき点があります。
それは、
- 人によってモチベーションの源泉は異なる
- 世代によってモチベーションの類似点もあれば、違いもある
ということです。
本書に限らず広く認識されつつあることかもしれませんが、バブル経済成長期を経ているかいないかで、価値観の変化が大きいと思われます。
その理由こそ、「何もなかった世代」と、「すでにある世代」という違いが原因となっていると思われます。
日本が経済成長して、物質的な豊かさを謳歌してきた時代には、車を買ったり家を建てたりというわかりやすい目標のために働き続けることが楽しくありました。また周囲もそういう価値観で進んで仕事合戦をする環境になっていました。
しかし、さまざまな物質的な豊かさが達成された環境で育ってきた世代については、何かを求めるために生きること自体では満足できないのです。物質的な豊かさをさらに求めて乾くことをモチベーションにはできないのです。
ある程度の物欲所有欲などはモチベーションになり得るとは思います。それでも長期的に人生を豊かに生きるためには、「すでにある世代」にとっては物足りないモチベーション源泉なのです。
結局、変化の時代に”好きなことを仕事にする”ということがベストなのではという結論に至ります。
YouTuberではないですが、好きな仕事を見つけて好きにやるためには苦労もします。それでも、すでにある豊かさや幸せを追求掘り下げる価値観にはやはり限界があるのでしょう。
実は、これはバブル世代の方々や、バブル崩壊直後の世代についても、人生100年時代を生き抜くためには認識しておいた方が良い考え方なのではとも感じました。
モチベーションを引き出すために
それでは、”乾けない世代”と呼ばれる世代が活躍するためのモチベーションをどうすれば引き出すことができるのでしょうか。
こちらは個人的な見解になりますが、やはり”好きな仕事”を探すプロセスにヒントがあるのではと考えます。
好きな仕事を見つけるためには、ある種、鶏が先か卵が先か的な話になりますが、精一杯何かをやってみることが大切だと思います。
最も簡単なことは、「ありがとう」と言われるように仕事をまずはやってみる。ということが重要なのではと思います。
モチベーションを引き出し続けるためには、人に、「ありがとう」と言ってもらえるスキルを自分に身につける経験を積むことです。その際、どのようなスキルを強めていくか、さらにスキルを広げていくとワクワクできるか。ということを同時に考えることができれば素敵ですね。
以下、参考となるポイントを書籍より引用します。
人は自分にはできないこと、なし得ないことに対して、いくらでもお金を払うのだ、ということです。そして、自分にはできないことをしてくれる相手に対して、人は「ありがとう」という言葉をかけるのだと。
<中略>
そんな仕事をするうえで最もハッピーなことは、「自分にとっては好きで楽にできることと、相手にはできないこととが噛み合うこと」です。「こんなに楽で楽しくできることで、相手にお金もらって、感謝をされるなんて!」と思えることです。仕事をしていて、これほど幸せな瞬間があるでしょうか?
<中略>
任天堂の故・岩田聡元社長の「”労力の割に周りが認めてくれること”が、きっとあなたに向いていること。それが、”自分の強み”を見つける分かりやすい方法だ」という名言があります。自分が楽にできてしまうことは、本人にとって当たり前すぎて価値を感じないために、なかなか気づけないものです。
(引用元:モチベーション革命 )
皆さんそれぞれどんな強みがあるのか。自分自身では気づき難いかも知れません。誰か身近な人、少し距離のある人、色々な人に聞いてみると簡単に発見できるかも知れません。
ワタシ自身は、累計20名ほど聞いてさまざまな反応を得ましたが、だいたい以下に分類されます。
- 教え上手(分かりやすく説明したり、興味を持たせることがうまい)
- 聞き上手(気づかなかった視点を引き出してくれたりすることがある)
- 真剣に話すべき時に冗談を入れてしまうことがある(照れる癖がある)が、誰からも話やすいといえる(特に後輩からよく言われます)
普段から色々と聞くこと、自分自身でも分析してみることで気づきやすくなりますのでぜひ一度試してみることをおススメします。
モチベーションをコラボレートするために
お互いのモチベーションの源泉、そして仕事で何が得意なのかを理解するために有用な方法が本書で紹介されています。
お互いを理解し合って、お互いの長所を信頼して活用し合う。自立して責任を持って役割を果たしていく。これぞこれからの時代に最も効率的な働き方と成果を出すための前提条件となっていくのではと考えられます。
2点、重要なポイントがあります。
- ストレングスファインダーで自分の長所を確認、相手に説明する(自分自身の取扱説明書を表現する)
※取扱説明書のポイントは3つ
・所属する企業や組織団体に入ろうと思った動機につながる原体験(過去の記憶)を共有する
・自分が120%頑張るときの理由は何かを伝える
・これだけは向いていないこと、パフォーマンスが下がってしまうことなどNG事項を伝える - 偏愛マップを書いて共有する(互いの”好き”を認識する)
まず最初にストレングスファインダーですが、「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」を読んだことがある方ならすぐわかるかと思います。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
- 作者: トム・ラス,古屋博子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2017/04/13
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (2件) を見る
あなたの最も優れた資質のトップ5を確認することができます。
ストレングスファインダーは、書籍を購入、もしくはstrengthfinderのWebサイトから手続きすることで診断をすることが可能です。有料になりますので、もし簡易的に判断したいのであれば、無料のm-gram診断で8つの性格を出すことでもかまいません。
次に、偏愛マップです。
あなたと、相手がどんなことに興味を持っているのか。何に価値を感じているのか。モチベーションの源泉はどういうことなのかを分析することに利用できることはもちろん、相手の人となりを深く知るためには手っ取り早い方法かと思われます。
実際に、オンラインサロンで仲良くなった方と偏愛マップを書きあって見ました。お互いに話が盛り上がってとまらず、結局1時間では偏愛マップの1割ほどしか話が進みませんでした。
仕事上、チームメンバーをよく知るためにはちょっと非効率なのでうまくファシリテーションしないとですが、相手をより深く知ろうと聞く姿勢が非常に強くなることが想像できるのではないでしょうか。
チームの力を最大限に発揮するために、お互いの長所をコラボレートするためのステップとして実践してみる価値があると思います。
会社企業以外の組織などでも、実践してみた結果は大変興味深く感じます。別途、記事を作成しますね。
もしよろしければ、皆さんが実践して試された結果も教えて頂ければと思います。
まとめと補足
仕事のモチベーションが、稼ぐ金額とそのお金で得る”モノ”が主軸である時代ではなくなりつつあります。世代別のモチベーションの違いは、おそらく無くなったり、もっと異質なものに将来はなるかもしれません。なんにせよ、お互いのモチベーションの源泉を理解し合う営みと、長所を活かしあう行動は同じライン上にある行為なのではないでしょうか。
さて、超絶おススメのモチベーション革命、2018年10月時点で、Kindle Unlimitedに登録していれば無料です。
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- 出版社/メーカー: 幻冬舎
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以上。
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