男性が育児休業をするメリットについて体験談を書いてみた

こんにちは。人生100年時代わくわくプランニングコーチのafroriansymです。

イクメンITコンサルタントとして、日夜クライアント様と、社内外の関係者様たちと、そして大切な家族と接する時間を、どうにか意義あるものにするべく頭をひねっております。

 

そのためにはいかに無駄なく効率的に仕事をできるか、がポイントですが、「育児」はそうはいきません。

 

育児、は、切り口によっては合理化できる部分あるものの、どうでしょうか。

 

育児に接していない男性はあまりイメージわかないかも知れませんが、ママさんたちは「育児のどうにもならなさ」とでもいうものを、身をもって体験されているかと思います。

 

育児休業を2か月取得した自分の体験からすると、仕事と育児の違いは、「常に相手に合わせざるを得ないかどうか」ということが最大のポイントではないかと思われます。

 

乳幼児に対してはまさにそうです。昼夜問わず授乳の時間がやってきます。沐浴は決まった時間に。お腹が空いたわけでなく泣いてるならばおむつを換えてあげなければいけない。

 

幼稚園児や、3歳未満の子ども達もまだまだ自分を律することは難しいです。

 

そうした「どうにもならない環境」を妻と一緒に体験することが非常に重要だと改めて認識しました。

 

私が育児休業を取得した理由は、妻1人で、幼稚園児の長男(5歳)と次男(2歳)を昼間に面倒見ながら、産まれてくる0歳の新生児と向き合うことは不可能だという結論に達したためです。

 

妻が倒れてしまっては本当に厳しいですから。私や親たちも仕事があるので。

 

結論からいうと、サラリーマン男性は育児休業を絶対に取得した方がよいです。いえ、すべきです。取得しましょう。しないことには家庭が変わりません。この社会が変わりません。価値観が化石のままで死ぬまで視点が変わらないままでよいのでしょうかと書いても言い過ぎではないと思います。

 

それでは、妻の支えになりたいと少しでも思う人、一歩進んで男性の育児休業取得に悩んでいる人、必見です。どうぞ。

 

 

 

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育児休業の取得前準備

男性が育児休業を取得する前には、3つの関係者たちとの関係性を考える必要があると考えます。

 

  1. 職場の人々(社内外の関係者の皆様)
  2. 家族(妻と子ども達、さらにはジジババ、両親たち)
  3. もし子どもが幼稚園や小学生ならば、いわゆるママ友などのご近所さん

 

1と2に関しては当然だと考えますが、3については準備していて本当に良かった。妻に感謝だ。というところです。

 

職場の人々との関係構築

1.職場の人々についてはいうまでもありません。仕事を任せてお客様にも社内メンバーにも心配なくフォローしてもらえる体制を構築するよう自分が働きかけることが重要です。

 

ただハードルを感じるポイントとして、普段から周囲のメンバーと仕事をできていないと、なかなか”育児休業を取得したい!”と言い出しにくいですし、自分が仕事から離れること自体が心配な気になります。

 

私自身、自分がいないときにトラブルが発生することなどがないか、という心配などがありました。そして2か月とはいえ、評価にマイナスに響くのではないかなどの不安もありました。

 

でも、さすがに、東京で、親が近くにいるけど日中働いていて毎日フォローできない状況である。さらには子ども達が幼稚園児の5歳とまだ幼稚園にも入っていない3歳の男子たちを抱えたままで、0歳の赤子を迎えることは酷だという想いがありました。

 

育児休業を取れないと、さすがに妻に負担がかかりすぎて倒れられても困る。というわけです。体力気力が強い妻なだけに、全力で育児に向かうこと。それだけで本当に疲れるわけですから。

 

家族との関係構築

こちらについては、私個人は全く問題ありませんでした。全員賛同、万歳三唱というか。まあそもそもどれぐらい育児休業取得できるのか、というところは不安を持たれていたようですが。

 

それでも取得する半年ぐらい前、つまりは妻が出産する半年ぐらい前には具体的な日程もほぼほぼ調整できていました。というわけで一安心。

 

自分の両親も、妻の親も、仕事上休んで問題ないなら何も言うことは無い。という想いでした。

 

ただし、意外にも、男性が育児休業取得することは、出世に響くのではないか、とか、本当にお金に問題は無いのか、といった心配を、その男性自身ではなく、両親たち、いわゆるジジババたちが持っていて反対するケースもある模様です。

woman.excite.co.jp

 

なので、そんな心配は断固として寄せ付けないほどの信頼を普段から築くこと。もしくはたとえそのような不安を伝えられても説得することができる材料、シナリオなどは考えておくことも念のためには必要なことかも知れません。

 

ママ友やご近所さんとの関係構築

これはもう妻に感謝しかないのですが、育児休業に入るまえに、如何に多くの身近な人々を味方につけるかは重要です。

 

生活上、何か困ったことがあった時に助け合える人が1人でも多いことは本当に重要なことです。

 

特に、幼稚園や小学校などに通う子どもがいる場合に重要です。例えばもし、インフルエンザで休ませなければならなとき。連絡網とやらでなんとかなるといえばなるのですが、普段から接していないと、重要な連絡を聞き逃がしたり、急な連絡などがある場合に対応しきれないかもしれません。

 

学校や幼稚園が無い、長期休暇の場合、遊びに行くことができる友達がいない場合も大変です。子ども達と親だけで遊ぶのにはやはり限界があります。子ども達はやはり子ども同士で遊ぶことが非常に楽しいのです。

 

いや、もちろん親と遊ぶのも大切なのですが。子どものわがままに付き合いきれない精神状態になるときなど、ママ友たちの力は絶大です。

 

ご近所さんも、声をかけてもらえるぐらいに仲良くなっていると、安心感が違います。これは妻の実家近辺が東京都墨田区のいわゆる下町べらんめえの地域だからこそなのかもしれませんが。

 

妻が、「うちのパパが育児休業でしばらく幼稚園の送り迎えとかしてくれるから、よろしくお願いします」と、周りに営業してくれていたことが大変助かりました。

 

こういう下準備には本当に感謝です。

(3.に関しては本当に妻がすごかった。こうした下準備をする想いがあるぐらいのママさんの旦那さんなら、自然と育児休業などの時間は調整しそうな気がします。)

 

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育児休業の取得中の気づき

思っていたよりも大変でした。この一言に尽きます。具体的には、「自分の思い通りにできる時間が無い」ということです。

 

妻が出産する一週間前に、一緒に過ごしながら、1日のスケジュール作りをしたのですが、それだけでこれはすごい!と、普段の妻の努力をほめたたえたくなりました。

 

▼参考までにタイムテーブルの一例

6:00起床、洗濯

7:00朝食、幼稚園準備

8:20ごろ、徒歩/自転車で幼稚園登園(長男と、次男を連れ)

8:40洗濯つづき

9:00次男と公園、または近所で遊ぶ

10:30次男の体操教室

12:00昼食

13:00昼寝させる

14:00長男のお迎え

15:30長男の英会話、または体操教室(次男が起きていれば一緒に行く)

16:30帰宅

17:30夕食

18:00入浴 

19:00寝かしつけ

 

うちの場合は、お稽古事を、体操と英会話をやっています。体操教室の場所がまたそこそこ遠いのです。

 

これを臨月付近まで、よくも自転車で2人男子を乗せて通っていたものだなと驚きました。

 

しかも、朝の怒涛の時間を、洗濯と食事準備、そして幼稚園へ向かうための準備をさせるよう長男をけん制する。などのスーパーマルチタスクぶりな働き方。

 

なんだこのあわただしさを制する能力とは。とただただ驚くばかりです。

 

そして厄介なことに、やるべきタスクをスケジュールだてて仕込んでもらっても、子ども達の気持ちが追い付かない場合があるのです。

 

この、「子ども達の気持ちが追い付かない場合」が本当に厄介です。

 

例えば、幼稚園に今日はしんどいから行きたくない。とは言わないけど、元気が無くてご飯をあまり食べない、とか。特に大きな理由はないけど次男が機嫌が悪いとか(風邪で鼻が詰まって寝不足ぽいとか、理由を探せばある的なやつです)。

 

なんというか、こうした具体的に、理性で判断できない感情が溢れてくる事象と立ち向かうことは、こんなにもエネルギーを使うことなのか。ということに本当に驚きました。

 

だから、「自分ではどうすることもできない」しかも「それでもどうにかしないといけない」というジレンマで苦しむのだ。ということがわかりました。

 

まあ、手を抜こうと思えば抜けるんですけどね。それをしてしまうと、妻が子ども達のために考えて育ててきた価値観を崩してしまうことになる。

 

そもそも、妻の育て方自体が良くない場合もあるのではないか、という視点もありますが、少なくとも一緒に育児に関する価値観をそろえるための会話などもしてはいたので、その良い実践になりました。

 

話していても、イメージがずれていることはそれなりにあるものです。

 

私が育児休業中に妻と話した悩みは、普段、妻が私に悩んで話してくれていたこととほぼ同じでした。

「次男がご飯の好き嫌いが激しくてどうしたらいいかわからない」

「長男がご飯を食べるスピードが極端に遅い」

「外で次男が遊ぶ時に力が強すぎて他のお友達にケガさせないか心配になる」

「次男が昼寝を拒むと夕方ぐずぐずになるのに昼寝する気にさせるのが難しい」

「夕方はテレビばかり見てしまう生活サイクルが嫌だ」

 

これらを共感できたことが最も大きく、育休から復帰した今、より深く育児について一緒に考えることができている気がします。 

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育児休業取得後の気づき

育児休業を取得して、仕事に復帰してから2か月が過ぎましたが、不思議な事が1つあります。

 

妻がそろそろ疲れるだろうな、というタイミングがアタマに浮かぶのです。

 

そろそろ、子ども達とのわがままに付き合いきれずにストレスがピークを迎えるかもしれない。

 

というタイミングで、日中でも連絡を多めにとるようにしたり、帰りに成城石井のチーズケーキを買ってくるなどのちょっとした心がけを思いつくようになりました。

 

それよりも前に、気づいたこととして、できる限り休日以外でコミュニケーションをとるように気遣うことが自然体で実践するようになりつつあることです。

 

妻の考えを理解しようとし、共感し、支えになろうとする。もちろん、仕事に対する考え方は変わってはいません。もっと主体的に仕事をコントロールしつつ、稼ぐことができるようになりたいという想いは強まりました。

 

まあ、妻にはまだまだ怒られますが、あまり褒めない人に少しは感謝されるようになりましたので大きな変化だと感じています。

 

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男性の育児休業のメリット

あえて最後にもってきました。まとめです。メリットは5つです。

 

  1. 妻に共感することができるようになる
  2. 妻と一緒に育児について考えることができるようになる
  3. 妻と冷静に話し合うことができるようになる(ケンカしても冷静)
  4. 子ども達のことを自然と考える
  5. 自分自身だけでなく家族の人生に対する価値観を整理することができる

 

デメリットをあえて挙げるならば、以下の3点です。

 

  1. 調整しなければならない関係者が多い
  2. 考えを整理しなければならないことが多い
  3. 中途半端にできないことが増える(人によるかもですが)

 

端的に言えば、普段やらないこと(育児休業)をやるためには苦労がある。

そしてやってみて初めて気づく苦労もあります。

 

それでも、やる価値はあるのです。 

というお話でした。

今は、妻とも子ども達とも仲良く楽しく頑張っています!

 

 

取得してみたくなった方は、別途、具体的な取得方法のコツについて記事にしますので、そちらもご覧いただければ幸いです。

 

 

以上。

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